2010年4月7日

Malcesine - マルチェージネ

一晩明けて、月曜日。
暫く悪天候が続いたせいで、少しでもお日様が顔をだすと外出する、というのがここの暮らし方。



昼食後ガルダ湖畔にあるマルチェージネまでドライブ、駐車場から湖畔の遊歩道を歩くと、スカラ城(13世紀)がこんな風に。

2010年4月6日

復活祭の日曜日

前日市場で地元農家が栽培直売しているチューリップを買って、復活祭の日に花開くのをひそかに期待。(花屋で買うのは暖かい家に持ち帰るとすぐ開くので)復活祭の前後あいにくの肌寒い日が続いたためか、わりと長持ち、実は書いている本日ほぼ満開。



しかし気分は『春』です、この日から。
昼食に義父母を招待。

アンティパストはお馴染アスパラと卵。(最近頻繁に登場)
今回は白もグリーンもヴェネト産のアスパラ。普段地元産白アスパラを買うことが多いらしい義父母にもグリーンは珍しいと好評。



こちらは、夫がやはりよくやるチコリのチーズディップ(とでも名付けておこう)。今回はロビオラとゴルゴンゾーラの2種類のチーズ。冬の残りのクルミと買い置きのシチリア産ピスタキオが一味添えたかも!



そこそこ満足に出来たべッシャメーラソースのおかげで、チーメ・ディ・ラッパとラグーソースのラザーニャも合格点。(オーブンに入れる前。)



セコンド(牛肉のロースト)と付け野菜は、フォトジェニックでないという理由で写真をとり忘れました、あしからず。ベテラン義母の腕にはなかなかかないません、ローストは。

デザートには義母のお菓子のほかに苺とジェラート、結局『コロンバ』(鳩型のケーキ)は翌日からの朝食にすることにして開けずじまい。

まぁ出来不出来はともかく、復活祭の昼食を家族とともにすることが一番大事、そして理解のある義父母に恵まれたことを感謝する機会でもある。

2010年4月2日

聖週間(せいしゅうかん)

受難週ともいうそうです。



籠に巣をつくって″卵″を。
この後食べるのかしらね、と少し疑問に思いながら復活祭の準備を。



こちら実はひとつ生卵が混ざっている。
お菓子の卵とはいえ、うま~く出来てると感心したわけです。

2010年3月29日

夏時間に

3月28日(最終日曜日)から夏時間に変わりました。



夕方葡萄畑を眺めながら隣村まで30分、"歩く" のも好ましくなる。

2010年3月25日

べレンツァー二通り


昨日は日中16度と気温も上がりました。
さすがに歩きながら厚手のコートを脱ぐシニョ―レ。



ドォウモ広場までのエレガントな建物を少し眺めながら。



『ベレンツァー二通り』はトレント中心地の中で一番美しい "via"-通りと言われています。

2010年3月22日

サン・ジュゼッペ祭りー3月21日

3月19日はジュゼッぺ聖人の日、イタリアではあまり大きく騒がないけれど「父の日」になります。

トレントでは毎年暦のうえで春になる3月21日と父の日がまたがる前後の日曜日に『Fiera di S. Giuseppe(サン・ジュゼッぺ祭り)』が行われます。
今年は日曜日の21日。にわか雨にもかかわらず午前中から駐車場を探すのに一苦労をするくらいの賑わいでした。

農作業とガーデニングのための草花、野菜、植木などの市場がでるドゥオモ広場、ロズミーニ通りは、殊に混雑。春が待ち遠しい今の時期の一番の関心毎でもあります。葡萄やオリーブの苗木など買っていく方たちはきっと畑も土地も広いんでしょうね。

じっくり吟味させてもらいましたが、ベランダの鉢に花を植えるのにはちょっとまだ寒いかも。

私が最も楽しめたのは、ピアッツァ・フィエラで展示されていたトラクターコレクション。農作業の進化を語ってくれます。

こちらフィアット社のトラクター。



コレクターというのは幅が広い。



かつては12世紀の城壁に、高い高いはしごが並べられて売られているのがサン・ジュゼッペ祭りの名物でもあったそうです。農作業の大事な用具のひとつだったんでしょう。



トラクターも現場を離れると妙に親しみやすい形相、、、だなんて。
サン・ジュゼッペからおよそ10日から一週間後、3月最終日曜日にはいよいよ夏時間に変わります。

2010年3月15日

トラットリア我が家風

週末は家に友人を招いて夕食会。



前菜にはいくつかの"フィンガーフード"を用意。

黒オリーブ、ミニサイズのモッツァレッラチーズ、トマト、色とりにマンゴ―を型で円柱形に抜いて土台に。マンゴ―の評判はまちまち、でしたが。

それから、春が近いのでグリーンと白のアスパラと卵。グリーンアスパラはプーリア産。トレント北部のザンバ―ナは白アスパラが特産でも、メルカートに並ぶ白アスパラはまだまだ輸入物、スペイン産でした。

そして、オリジナリティをアピールする前菜のメイン『巻き寿司』。まさにこれこそ"フィンガーフード" だと思うけど。

不思議なことに『干ぴょう巻き』は夫にも友達にも評判がいい。寿司飯に甘辛しょうゆ味がしっかりしみ込んでいるせいでしょう。梅の細巻きも興味を持たれてあっという間に売り切れ。味がはっきりしているもののほうが私の周りのイタリア人は好みらしい。

食べ慣れているので、あまりとやかく言わないのが友人たちのいいところで、お寿司初体験のポーランド人バーバラも皆にすすめられておそるおそる食べてくれました。話のタネにはいいんじゃない?

しかし私は、彼らがワサビを大袈裟につける時にちょっと注意したくなる。
それでもたっぷりつけて、苦しい思いをするという繰り返しなんだけれど。

マリちゃんのお母さんから届いた日本米を炊くと巻き寿司が満足ににできあがり、近頃それが面白く、また日本米の美味しさを再確認しながらよく巻いている。目先の変わっている裏巻きが夫に評判がよいのは、海苔で巻くのはもう見飽きたんでしょう、と勝手に理解している。

さて、プリモはカルチョッフィ(アンティチョーク)とエビのパスタ。
カルチョッフィは夫のお気に入り野菜でお得意。予めカルチョッフィを煮て、終わりごろエビを加えてパスタに混ぜる。



メインはクロダイのオーブン焼き。
柑橘類の皮をすって、タイムをちらして暫く寝かせる。付け合わせ野菜はミニトマトのリピエーノ。



オーブンに入れて約30分から40分で焼きあがり。これも近頃よくやる魚メニューのひとつ。



定番プンタレッレのサラダも。
デザートは苺のミルフュ―ユケーキ(アルドから)とチョコレートクリームをコートしたフルーツの串刺し。

近日誕生日を迎えた3人のお祝いと、それを口実にご飯を食べて、ワインを飲んで大声で歌って過ごした一夜。
友人達はこういう夕食会を『トラットリア・ダ・グレッグ』と呼び、週末シェフの夫も結構その気。そろそろレシピも別にファイルすべきじゃじゃないか、と提案されてちょっと得意顔(!?)になった次第です。

2010年3月12日

シチリア産カリフラワー



直訳すると『紫カリフラワー』、シチリア産カリフラワーです。
市内あちらこちらに小売店があるシチリア果物店売っていて、名前のごとく『花』のように美しい。

紫色は茹でるとかなり薄くなり〝普通″のカリフラワーと似通ってくる。味も見かけもちょっと柔和な印象で、野菜の性質も日照時間に多いに関係する?と想像させる地方特産野菜。

2010年3月3日

GOLD BUNNY

今年は4月4日が復活祭。
暫くまえからあちらこちらでLindtの『金のウサギちゃん』を見かけます。



昨年いとこ達へのお土産にしたところ、日本ならきっとアニメキャラクターにするところを、リアルなウサギの様子がヨーロッパ風だと、とても愉快に思ってくれたのでした。今年は3月帰国出来そうもないので、写真だけでも。

2010年2月27日

誕生祝い

その日はイタリアの家族とともに乾杯。

夫も花束を抱えて帰宅したので、可愛いとこあるじゃないとちょっと見直したりして。



ケーキはメレンゲでコーティング、苺とチョコレート入りのセミフレッド、時々注文するラヴィスのお菓子屋さんで。私の些細なデコレーションの希望もちゃんとかなえてくれます。

友人たちとのお祝いは、(恒例)夫の誕生日と兼ねるのでもう少し先に。
でもロレダナからカードが届き、いつものメンバーからもおめでとうコールが、、、。実はアナログ派の私、やはり『声』や『紙』はかなり嬉しいプレゼント。

2010年2月22日

ガルダ湖畔

日曜の午後はガルダ湖畔も気温9度まで上がりました。
イタリア人は日差しがすぐ恋しくなる人種に違いない、、遊歩道は散歩する人で賑わってました。



そして冬季でもジェラートは人気。今回は私も(控えめに)1カップ買ってみる気になったほど天気も良かったし。"ピスタチオ"味が近頃の定番。



模型のヨットが少しの風とリモコンで悠々と。



時々来るラツィゼ。湖畔にある並木道というのが懐かしいせい。


ところで、YouTubeで見つけました。ピスタチオに拘るのがとても可笑しい。



"俺にもひとつお願いしたいな。"
"はいよ"
"ピスタチオ味を頼みたいんだけど、、、"
"ピスタチオは置いてないね。バニラ、チョコレート、イチゴ、レモン、それからコーヒー味があるよ。"
"申し分なし!コーンでバニラとピスタチオよろしく。"
"ピスタチオは置いてないって言ってるだろ。あるのはバニラ、チョコレート、イチゴ、レモンそれからコーヒーだって。"
"わかった。じゃあどうしようかな。ん、じゃチョコレートにピスタチオでオールコーティングしてくんない?"
"オイ、おまえは難聴かい?ピスタチオは置いてないって言ってるだろ!?"
"おいおい、怒ることないだろ?つまりなに、何味があるんだい?"
"バニラ、チョコレート、イチゴ、レモン、コーヒーだよ。"
"わかった。"
"よし、よかった。"
"じゃ、ミックスをひとつ。イチゴ、チョコレート、バニラ、レモン、コーヒー味のね。"
"..."
"チャーリー、ピスタチオも宜しく頼むよ。"
"..."

2010年2月15日

冬のウォーキング

日曜日、地元ではカーニバル祭で賑わっていましたが、私たちはそれよりも自然浴(?)を。午後遅くまで良く日のあたるヴィオテに行ってきました。

駐車場から散策道まで近道を行く、、、


こういう良く晴れた日には、遠方広がった谷と、コルネット、ドス・ダブラモ、チーマ・ヴェルデ山が望めます。それからごつごつのドロミティ・ブレンタの姿もくっきり。(いずれも写真には入ってませんが)


小さいのは小鳥かも、軽量じゃないとネ沈みますもの。くっきりしているのはコースから外れているからスノーバイクかなにか?



歩いた後はテラスのあるバールでプンチを注文。これは流行りのスピリッツに似たアルコール入りホットドリンク。『プンチ』は方言だそうですが、パンチpunchと書くそう。フルーツポンチのポンチですね、きっと。アレのホットヴァージョンと想像してみて下さいませ。



寒さはまだまだ3月いっぱいまで続くそうです。
でも日が随分長くなりました。

2010年2月12日

失った1日

燃えるゴミの回収日に、夫に出してってね~、と箱を押しつけたら、
ひとこと 『曜日を間違えてるヨ』
だって今日木曜日でしょ 『今日は金曜日』

どうやらここ2,3日間ずれて思いこんでいたらしい。昨日は確かに水曜日だと思い込み、おとといは確かに火曜日だと思い込み、、、???
一体どこでどう1日どこかへ行っちゃったんでしょ。

昨日、水曜日だと思い込みながらチェントロに出掛けた帰りに見かけた2台の駐車中自転車。



私も実家の自分の自転車をカラーリングしたことあるが、周りから少し妙な目で見られたもの。でもこのくらいすればよかったと思っている。
お洒落だと思うな。

2010年2月10日

マックイタリー

トレントにマクドナルドが進出したのは10年前にもならないんじゃないくらい最近の話かな。
どう考えても、ふわふわのパンとハンバーグよりピッツァやパニーニのほうが美味しいに違いないから、アメリカンバーガーがどう対抗するんだろうかと思ってたんです。

でも最近、パンも中身も全てイタリア産『マックイタリー』というのが発売されたそう。ニュースにもなりました。

伊牛肉100%のハンバーグ、イタリア産地レタス、エキストラ・ヴァージン・オイル使用のパン、アジアゴDOPチーズ、プーリアとシチリア産のカルチョッフィのクリームソース

だそうな。

アジアゴチーズとカルチョッフィのクリーム、オリーブオイルのパンと聞いただけで、美味しそう、と思ってしまった。つまりハンバーグ入りパニーノ、ね。興味あります。

http://www.mcdonalds.it/#/home/

2010年2月9日

サティ

日本製は進んでるね、と偉そうに自慢していたのもつかの間、約半年遅れで昨年末に夫もPCを買い換え。
彼の購入したのはもっと最新型、イタリア人と日本人の需要の違いかな、余分なものは付いていないのでもっと機能的。
しかし、それぞれ思い思いの時間、そして同時にも使えるってことがまさに「自分のノートブック」だなぁと'PC発明'を今更ながら妙に感心している。

というのは余計なことで、
久しぶりにエリック・サティを聴きちょっと良い気分になりましたので。
オーケストラ盤もいいです。



昨年から今年にかけてはいろんな意味で『更新』の時期で、過去や将来の思いを行ったり来たりしている。
サティは懐かしいのポケットに入る曲。

2010年2月8日

Folgarida


先週金曜日は一日中雪。

日曜は良く晴れ、トレントから約70キロ弱のソ―レ渓谷フォルガリダスキー場へ出掛けました。
夫がスキーを楽しむ間、私はデッキチェアを借りて日光浴と読書。
こういうお日様恋しかった!

ドロミティ・ブレンタを満喫しながらのスキー場に接続出来ます。
Funivie Folgarida Marilleva
今年は一日券の他に午後2、3,4時間用というスキーパスがお目見え。(2時間用 22ユーロから)
詳細は www.ski.it または www.funiviecampiglio.it へ

2010年2月3日

ひじきの炒め煮

マリちゃんのお母様からお礼にと日本米やお餅が届きました。ワオ!

早速お昼は和食!とはりきって作り始めたおかずのひとつ。

お馴染『ひじきの炒め煮』

乾燥ひじきは自然食品店に置いてあります。(イタリア産??だろうか)
タイ食材店で売ってる'稲荷寿司用の揚げの缶詰め'(日本製)の揚げを(中に15~17個用の揚げが入っていて、一度には食べきれないので冷凍保存ー在住の日本人の方から案を拝借。)1~2枚細切りにして加えてみました。



これって居酒屋のお通しやお弁当の付け合わせなんかで登場するかなり地味な一品でしょう、日本を離れると妙なものが恋しくなるんですねぇ。時々挑戦しています。

今日は『揚げ』のおかげで我ながら美味しく出来上がったので大満足。

久しぶりにつやつやな炊きあがりの白いご飯を頂きました。Kさんお気使い本当にありがとうございます。
暫くの間(結構な暫くの間)和食を楽しみますネ。

2010年1月30日

恒例土曜のトレント脱出

昨夜遅くから降り始めた雪が、目が覚めたら5センチ?くらいに積雪。
10時くらいからは日が差し始めて、昼頃にはすっかり雪もとけ良いお天気になりました。こんな日には家にいるのが惜しいじゃないと、早速高速に乗ってガルダ湖方面へ向かったものの。

ヴェネト州に入ったらすっかり霧に包まれている!
どうやら方角を間違えたらしい、、、と思わず夫と二人で苦笑い。

閑散としたバルドリーノを散歩。まあこういう事もあるかと。


その後入ったバールで飲んだ、エスプレッソコーヒー、ホットチョコレート、生クリームのアマレットがちょっとのってる『Caffe` Italia』。普段あまり変わったものは注文しないんだけど。


生クリームがコーヒーの倍以上はあると思われるほど入っていて、ホットチョコレート入りエスプレッソに辿りつたいた時ホッとしましたヨ。
コクのある強烈な、さすが″イタリアンコーヒー″。

2010年1月28日

草々

あちこちに書き散らかしたブログの引っ越しまたはバックアップをしようと思いつき、始めたのはいいのだけれど、どうやら書いていたサーバーがどれもインポートエクスポートが簡単に出来ないってことが判明。
仕方なく、手作業で行っています。結構退屈な単純作業で、時間を潰す言い訳にはなっても、クリエイティブではないな~と文句言いながら。

気分転換に



1月6日悪天候に関わらず、我が家に滞在中だったマリちゃんを連れて午後からファッサ渓谷方面へ。パッソ・ポルドイを目指してカーブの続く山道を走りましたが、だんだん雲行きも怪しくなり途中の湖のところで断念。そうはいってもドロミティは男性的、幻想的、迫力、です。

マリちゃん、次は夏にいらっしゃいね!

2010年1月25日

ご無沙汰してました

寒中お見舞い申し上げます。

新年も明けてから何かと慌ただしい日々が続いてまして、すっかりご無沙汰してました。
トレンティーノ日本人交流会四方山話の新年会を企画中で、いつものことながら心配性(慎重)コーディネーターの私はあちこちの確認に追われておりました。

とうとう当日の日曜日。
今回はトレンティーノ地方料理の振る舞いということで、主にアンナとそのグループが調理場で大活躍。

ちょうどいい機会なので、トレンティーノ料理写真をアップしておきます。

こちら『カネ―デルリ』
これをスープで暖め、Canederli in brodo が第一のお皿。


『ポレンタ』準備中。
専用の鍋を火にかけ、沸騰したらトウモロコシの粉をいれ時々かき混ぜながら、そして皆でわいわい言いながら作るというのがまた楽しいらしい。


程よい硬さに固まったら出来上がり。鍋から木の台へ


『スぺッツァティーノ』トゥリア製
いわゆる牛肉の煮込み


『ルカニカ』ソーセージ


『クラウティ』キャベツの酢漬け、
肉料理とポレンタには欠かせないコントルノです。


デザートの分はすっかり写真を撮り忘れました。

会としてもトレンティーノ料理は初の試み。
でも皆たっぷり食べてお喋りに花が咲いた様子でほっと一息。
一日終わった後、ちょっと心配しすぎかなとも思うんですが。
毎回結構出席率がいい私たちの昼食会、きっと料理も美味しく居心地いいんだろうと嬉しく思っています。