2014年6月17日

Merceria 小間物屋

クリエイティブな店先で、思わず足を止めたくなる。
まだまだ存在するんです、こういう店をイタリア語で Merceria ”メルチェリア”といいます。(リボン、ボタン、針など主に服飾品の)小間物屋。
主に複数形で小間物(類)になります。





随分前のこと、洋裁屋の伯母に一度洋服を作ってもらった事があります。
シンプルなワンピースとジャケットをデザインしたところまで事はかなりスムーズに運んだのでしたが、さてボタンを探しに生地を持参で来てみたら、なんと店内には、ありとあらゆる種類きっちり並べて置かれていたわけです。しかも、どれもこれもすべて似通ってみえる、つまりその大きさも形もわずかな違いと思えるようなものも取りそろえている。だからどれでもいけそう、、、。ボタン、されどボタン、、、途方に暮れた末選んだものは、結局ごくごく特徴のないものでしたが。
さすが”モードの国”なのだと再認識、デザインのニーズに対して几帳面に対応しています。

またイタリア生活は、デザインした洋服に一番合うボタンをひとつを選ぶように、たくさんの似たもの中から、”自分が好ましいひとつを選択”することを覚えます。





2014年6月9日

りんご街道 in カルダーロ (ボルツァーノ県)

週末、ボルツァーノ県のカルダーロ湖畔へウォーキングに出かけました。湖はワイン街道沿いに位置し、夏はリゾートとしてよく知られます。葡萄はもとより林檎畑もえんえん続きます。

2年前の「おぉ!信州人」取材協力をちょっと思い出しました。いやはや暑かったです、あの日も。

農業試験場のマルクス氏が丘の上から下を見下ろし、「皆さんが10年後くらいに再訪されたとき、このあたり一帯が全てシナノゴールド栽培になってる事を期待してるんですよ、、、」なんて言ってたっけ、ちょうどその辺り、、、



アディジェ渓谷の赤みがかった麦わら色の林檎の耕作は19世紀に遡るものだそうです。道中には、栽培中の様々な林檎種類の案内掲示版もあります。いつの日かリストに「シナノゴールド」が追加されるのかしら。




まだまだこちらの林檎も小ぶりです。




暫く歩くと、清涼飲料水の自動販売機が。確かに途中で水分補給したくなりますね。しかし、この箱が何なのか理解するのには少々時間がかかりました。




いかに自販機を目立たなくさせるかの好例だと思います。
6月に入り漸く“暑さ”が到来した様子、こちらはこの暑さが今週いっぱい続くそうです。