2010年11月26日

のち、雪

予報通り、みごとに初雪



近所の庭の柿の木、もともと枝垂れているのですが。

2010年11月25日

晴れ

気持ちの良い午前中の晴天。

トレンティーノ・アルトアディジェ特別自治州は、冬の晴天率が群を抜いているそう。だから、スキーやチャスポレなど冬のスポーツを楽しむには最適なポストなのです。



右端遠くにみえるのが北部パガネッラ山、頂はすっかり雪景色。



一方、近所のブドウ畑は枯葉もほとんど落ち、囲いの桜の木もすっかり裸同然。こういう”くねくねした”枝の行方の偶然が面白くて、金網にへばりついて暫く眺めている私はきっと妙だと思われているに違いないが。

2010年11月23日

またまた雨の日曜日には

自宅昼ご飯。日曜シェフのお得意のひとつ『オッソブーコとサフランのリゾット』

オッソブーコは、ロンバルディア、ピエモンテ州の代表的一品で、サフランのリゾット(ミラノ風リゾット)に添えるのはよりミラノ的。





要約すると、作り方は意外とシンプルですって。

1) 鍋にバターを溶かし、強火ですね肉の両面を約3分ずつ炒め,塩こしょうして鍋から取り出す。2) 弱火にして人参、玉葱(またはセロリ)のみじん切りを約5分ほど炒めて白ワインを蒸発させてから、スープストックを足す。 3) スープストックが沸騰したら先のすね肉を入れて、トマトの缶詰(またはカットトマト)タイム、サルビア、ローリエを加え、蓋をしてとろ火でおよそ1時間煮込む。 4) 一方でリゾット・アッラ・ミラネーゼ(サフランのリゾット)を準備。お米が炊き終わる頃にサフランを加えて味を調える。お皿にリゾットを盛りつけオッソブーコを添えてテーブルに。

”トマトソースとハーブで肉の塊を煮込む”は私の長期に渡る『食わず嫌い』を難なくクリアしてくれた調理法。実にワインとの相性がいいから、食が進むということもあるに違いない。イタリアンに感謝、かな。

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<走り書きイタリア語>

osso buco, ossobuco
男性名詞(複、ossobuchi)
オッソブーコ(骨髄のはいっている子牛の骨付きすね肉の煮込み)

2010年11月18日

新調のはなし

最近ガス台とオーブンを新調。
前のオーナーがマンサルダ形式特注で設計したキッチンも決して使いにくいことはなかったけれど、家電についてはやや不満が募っていたこともあって、そのうちにと思いながら何年も経過。




ステンレス製、オーブンタイマーと温度調整はデジタル式なので、しばらくの間は試用運転期間ということで失敗も大目に見てもらうことに。
出来るだけこのピカピカも継続していたい、とは密かな願望、従って掃除に念が入りそう。

2010年11月17日

女王のソース LA PEARA'

もともと、ランゴバルド族の宮殿の給仕、ヴェローナ出身の料理人が父親の死のショックで失っていたロズムンダ女王の食欲をそそるために発案したもので、現代まで受継がれているそうである。

 


<材料> (4人分)
牛肉の骨髄 80g、バター70g,グラナチーズ70g、パン粉220g、ブイヨン1㍑、黒こしょう、塩
 <作り方>
1)鍋にバターを溶かし骨髄が崩れないように注意しながら加熱する。2)パン粉をきつね色に炒め、ブイヨンを少しずつ加える。だまにになったときは泡立て器でかき回す。3)弱火で煮込み、クリーム状になったらぱたっぷりの黒こしょうとグラナチーズを加え味を調える。パン粉とグラナチーズでとろみを加減する。
BOLLITO CON LA PEARA' フェア- ISOLA DELLA SCALA,( VR) 参照



『ペアラ』はボリート(ゆで肉)の盛り合わせ(豚、牛、ターキー、スペアリブ、タン、コテキーノ)には”特にヴェローナ人にとっては”欠かせない大事な脇役ソースである。





2010年11月16日

ラディッキオ

radicchio
男性名詞
(サラダ用の野菜)チコリ、キクニガナ




チコリで検索するとそれこそたくさんの種類があり、これは、Radicchio Grumolo grün 独特の苦みをサラダで味わうのが良い。

2010年11月9日

11月初旬

北イタリアは数日雨降りが続いています。トレントは降ったりやんだり。
今朝の最低気温2,5度。



秋の色どりを満喫できるのもわずかかも。

2010年11月6日

秋の味覚 2 くるみ

ブレッジョの知人から買うクルミ、今年も到着。



懐かしき5年前のアサの四方山話アーカイブご覧下さいませ。
つまり、毎年ツェルテンをアテにしてるってことね。


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走り書きイタリア語

男性名詞 noce

1,クルミの木;クルミ材
noce americano ヒッコリー材

2,クルミの木の色

女性名詞 noce

1,クルミ
olio di noce クルミ油 noce di acagiù カシューナッツ noce moscata ナツメグ、ニクズク(香料として用いる)noce vomica ボミカ (ストリキニンを含み、薬品とする)noce di cocco ココナッツ、ココヤシの実 noce d'India ココヤシ(の実)noce di terra ピーナッツ

2,《植》堅果
3,クルミ状の物
noce del piede くるぶし noce del collo のどぼとけnoce di vitello  子牛もも肉の上部、ともぐり noce di burro 球状にしたバター guscio di noce 《諺》小舟


《諺》Una noce sola non suona in un sacco.
クルミ1個では袋の中で音を立てない(ひとりでは立たぬ、仲間がいてこそ力は発揮できる)

2010年11月2日

秋の味覚

10月末の恒例ロンチェニョの栗祭り。紅葉を眺めにとは口実で、ヴィンブルレと焼き栗はなぜか屋台で、が美味しいからが本音、でつい足が向く。



街にたつ小さなマーケットには串焼き肉屋台も。トリでなくヒツジですが。



そして一角に山羊やロバも。地元の子供たちは至近距離で見られる機会に大喜びしている様子。観察すればするほど不思議な愛嬌があるし。



そうそう、10月31日から冬時間に戻りました。
日本より8時間遅れとなります。日暮れが早く感ずるようになるのはこの時間調整のせいでもありますよね。


走り書きイタリア語

castagna 女性名詞

1、クリ(栗)の実:
castagna candita マロングラッセ、castagna d'India セイヨウトチノキ(マロニエ)の実、castagna secca 干しグリ、castagna arrostita 焼きグリ、castagna di terra 《植》(地中にできる根が食用となる)セリ科の植物、castrare le castagne (焼くときにはぜないよう)クリの実の皮に割れ目を入れる
2、《動》(馬の)夜目(馬の足の内側の骨質部)
3、(サッカーの)強烈なシュート;《俗》痛打