2009年11月2日

Pienza

トスカーナ州の中でもシエナ県が一番お気に入りです。
ピエンツァはシエナ県の小高い丘の上に位置し、30分もあれば旧市街を十分散策できてしまうくらいの小さな町ですが、良く日の当たる散策道のベンチに腰掛けて、眼下の景色を眺めていると、ここを後にするのはちょっと残念なくらいです。

15世紀トスカーナの建築家ベルナルド・ロッセリーノによって都市計画が全面的に設計されたそうです。
1996年にユネスコの世界遺産に指定されているなんて、私のふるーいガイドブックには載ってなかったので、今回は夫の希望で、思いもよらず美しい町を訪れることができました。



ちょうど映画(テレビかな)撮影の現場に遭遇、きっと後に教皇ピオ2世となったピッコロ―ミニの話に違いない。



広場には撮影用の羊やロバ、民族衣装の俳優もウロウロしていたのですが、時代が変わっても全然違和感がなく町に溶け込んでいる。かえって現代人のほうが似合わない!?



すっかり市街写真を撮り忘れました。

ところでペコリーノチーズは有名ですが、その種類の多さはトスカーナならでは。ペコリーノ専門店というのがたくさん目につきます。