今日は母の誕生日。
一足先に昨日おめでとうコールしたら、今日は友達のひとりが手に入れたチケットで珍しく寄席を聞きに行く予定になっているんだそうです。適度にお楽しみがあって良いネ。
『おめでとうコール』をするようになったのは、こちらで暮らすようになってからのこと。夫も夫の家族も友人たちもいくつになっても誕生日を祝うことに気を使っているから、何となく日本の家族の誕生日についても同じような思い。
これに託けて世間話をする、ということもあるが、呑気な母の声を聞くとトレント生活から気持ちがいっとき日本へ飛びますね。
さて先日誕生日を迎えた同年代の友人。当日は勤務先で同僚皆とお祝いしたらしいが、他の近しい友人をいつどのように招待しようかずーと迷っている。
そこで仲間のひとりが、『日曜日にトレヴィーゾへ(ITASの応援に)行くんだからさ、お昼の時にプロセッコでも一本出してもらって乾杯すればいいんじゃない?』と提案。
彼は、大抵皆をレストランに招いてお昼をご馳走してくれるが、人数が増えると大きな出費になるということも承知なので、ワインより高級な″お祝い向き″のプロセッコを奢るくらいが負担もあまりかからないのではないか、という意味で優しい。
当人は『皆で出掛ける』と言っても誰々と誰々は来ないし、出掛けるメンバーの中には然程親しくない人もいるし云々、何ともはっきりしないので、決まったら連絡してね、ということになっている。
最近は仲間内でもなかなか顔を合わせる機会があまりなく、『誕生日祝い』なら無理しても都合をつけて駆けつける理由になるから、暗黙の了解で誕生日を迎える本人が何かを企画することを期待されている感じだ。
自分の事については、毎年”いい加減な年でどんなものか”と憂鬱になるというのがちょっとある。
でもそれを言い訳に集まってくれる仲間が少しでもいるというのは、誕生日を祝うことよりもっと嬉しいこの頃でもある、、、