2006年11月21日

フランス語自習提案

前回フランス語コースに通った仲間が、また集まることになった。

トレンティーノでは2000年から2006年まで、15歳から64歳の県民対象に、外国語とコンピューターを学ぶバウチャー制度が企画されて、以来申し込みが殺到したようだ。このバウチャーは、多くの私立学校でプログラムされている様々なコースから、気軽に自分の興味を持つ学習内容を選び低額で学ぶことが出来るのだが、さらに、授業の出席率70パーセントを確保することによって登録料が返金されるというシステムで、学べるうえに最終的に無料で受講出来る、ということになる。

私立の語学教室の授業料は、思いがけず高額で、現代生活において欠かせなくなってきているにも拘らず、このふたつの分野の知識を得る機会は、だんだん少なくなるらしい。

県のこの制度のおかげで昨年秋は、私が申し込んだ語学学校のフランス語基礎講座も催行人員に達したのだと思うが、フランス語を習う機会に恵まれた。

クラスの12人のうちひとりが途中で事情があって抜けたが、残りの11人は、コースが終った後に何回か皆でピッツァを食べに行くくらい仲良くなった。なかには会話には問題がほとんどないくらい上達した仲間もいたし、私のように基礎のまま、終了したことにまず満足、とりあえず聞くための耳がちょっと開いた程度の場合もある。

イタリア人の優しいところは、私のようにまごついている外人にも手助けこそすれ、決して不愉快な態度を示さないところである。(一回目の授業の時は皆が怖かったが)おかげで私自身も、イタリア人と同様にはフランス語が聞けないことや、発音出来ないことを、あまり気にしないようになった。もちろん自習はできるだけしていき、あまり足をひっぱらないための努力はしたつもりだ。

その仲間のひとりが、なかなか上達がままならない外人もいることを承知で、同じグループでフランス語の勉強を続けよう、と言い出した。

そこで、またすぐ集まるのがイタリア人たちらしく、違うコースを始めるので時間がないことを理由にひとりは抜け、学生のふたりは年齢層が自分たちとそぐわないと考えたのか脱会、それでも8人が残る。

一方で私立学校で授業を持つ講師に、学校とは別に私的に教えることのできる時間と授業料を交渉、そして参加希望者全員の日程をまとめるために、私のところにも連絡メールがせっせと到着しはじめたが、なかなか都合が合わなかったようだ。 まず先生の予定つかないというのが一番の理由だったが、仕事を持つ人達だから予定も様々だったらしい。

そこへ行くと私など『どうやら私が一番融通がつけやすい状況にあるらしいので、皆の予定を確認後、連絡してくれれば結構です、夜あまり遅くならないという条件で曜日は問わず』とか返事して連絡待ちすること数日。

さすがにしびれをきらしたとみえ、『確実な返事が来るまで家で自習ってのはどう?どうせ皆教科書持ってるんだからさ』とこの主が自宅を提供してくれることになったのだ。

全員がせっかく足をつっこんだフランス語をそのままにしておきたくないから、できるだけ早い時期に勉強を再開しようと、曜日と時間を都合をつけ、先生抜きで自習でもとりあえずいいのではないかと、話しがまとまってしまった。 私としても、フランス語の勉強をフランス語で習うより、イタリア語の解説があったほうがわかりやすいからありがたい。

『自習提案』はさっさと話しがまとまり、一回目は時間が少し遅かったので、つまめるものを各自で持ちこみする、ということであっという間にメールが回って、全員がOKの返事を返したらしい。

いざ集まると、もっとざっくばらんに話しが進み、映画を皆で見るなら家のキッチンに8人は座れるよ、とか場所探しも教師が職業のひとりが手配する役目を請け負うとか、集合するにあたって軽い夕飯の手配だとか、自習をするためにそれぞれの提案があって、また次の予定が決まった。

ひとりで自習するよりも、誰かと一緒で教えたり教えられたりしたほうが、それに勉強する目的を持ってある場所に出掛けたほうがより集中し、楽しみになるに違いない。どうせなら、楽しい方が学ぶことも効果的に決まってる。 少しかじったフランス語も、どうやら継続できそうな様子なのだ。

それにしても少し大変でも先に立ってまとめてくれる誰かがいて、それにすぐ賛同するノリのよい仲間に恵まれたことは幸運だった。人任せにせずに、それぞれがそれぞれの方法で参加する意識を持っている、というイタリア人的なところも、また私が賛同するところである。

3 件のコメント:

asa さんのコメント...

痺れをきらす(待ちきれない意)と言いたかったのでした。失礼しました。

ひなたぼっこ さんのコメント...

フランス語の勉強仲間たちがイタリア人って、いいですね。 彼らよくわかっているはずなんで、まわりに先生がたくさんいるようなものかも。

師走に入って、忙しく走っていますが...クリスマスカード、書くつもりです。(間に合うのかなあ)asaさん、トレント? それとも御実家?

asa さんのコメント...

ひなたぼっこさん、
トレントにいますよォ。こちらの慣習に従って25日の昼食は家族とともに、年末年始は友達と、ということになりそうです。

そちらは相変わらず忙しそうですが、待ってますよ、カード!!