天気予報によれば、今日のトレント南部(標高185m)の気温は最低0度、最高12度だそうだ。
例年より少し早い冬がやってきたのか、それとも10月末暖かい日が続いたので気温が低いことを殊に感ずるのかもしれない。
おかげで風邪をひく。(久しぶりに)薬はあまり飲まないが、アスピリーナCだけは信用しているので、いざというときに飲んでいる。鎮痛、炎症や解熱に効くという、水に溶かして飲むビタミンCが含まれた錠剤で、コップ一杯飲むとなぜか、少しすっきりするのが不思議なくらい。
日本(あるいは東洋)では『良薬口に苦し』なんていうくらいで、薬は苦いものとずっと思ってきたのだが、(最近の事情は知らない、なにしろ薬は嫌いだから滅多に飲まなかった。)イタリアに来てからはまず、飲みにくい粒子の"苦い"薬にあたったことがない。
それでも調子が出ない場合、日本から持参したいわゆる『風邪薬』のほうが効力がある(気がする)ので、カプセルを2錠というのを飲みこむ。このカプセルもイタリア人にとっては、飲みこむには大きすぎると感じるほどではないかな。我慢して飲みこむなんてとてもできないうちに、中の粒子が溶け出て、"オエッ" なんてことになるに違いない。
それで水に溶かして、飲みやすくしたもの、錠剤なら小さめでのどにつまらないもの、味も甘めで飴に近いものがいいってわけだ、きっと。
途端に、日本人は忍耐強く育っているのね、と感心するのだ。
でもこちらで生活していると、それ相応に忍耐強さも薄れてくるもので、寒さや苦さに対する適応が鈍る。寒くなるとあっという間に風邪をひき、甘い薬を飲んで、大事にしているという具合だ。
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