2014年8月26日

日没 in ガルダ湖畔




カメラシャッターを押したつもりが偶然ショートビデオに。
やはりライブ感が違う、、、最新カメラにはこんな機能がついていたとは嬉しい驚き!ますます使いこなせるようになりたい気持ち大です。

2014年7月29日

こちら雨降りばかりの7月です

日曜日、天気予報は「雷」でしたが、運よく「曇りのち時々晴れ」のガルダ湖方面。暫く気忙しかった夫君も一段落したので、魚介類のランチへ行こう、というお誘いにのって、ひと走りして来ました。




雨降りが続いたせいか、珍しく人気の少ないガルダ湖。初心者ウインドサーファー達が学ぶにも丁度いい加減だったのかも。

ランチも申し分なく、午後は長い遊歩道をウォーキング、短い晴れ間を満喫しました。気の置けない古い友人と近況報告を交わし、ともに良い一日を過ごすことができたかな、お付き合いありがとう~でした!


2014年7月10日

日光浴便り

6月末、海に行ってきました。この時期やはり日焼けしておかないとね。
今回は友人が滞在中のリミニに合流することになり、何年かぶりのエミリア・ロマーニャ。

パラソルがえんえんと“きっちり”並んでいる砂浜の光景。この几帳面さがいかにもイタリア人好みだと、漸く理解できてきたこの頃。




早朝長い砂浜をウオーキング、朝食たっぷりとってから海へ。
読書、合間にお喋り、それから再び活字に、(スマホも便利になったけど、読むのは“今のところ”紙に限る、、、)厚めの本を読む良い機会です。

帰路に立ち寄ったチェゼナティコは、かのチェーザレ・ボルジアがレオナルド・ダ・ヴィンチに都市計画のプロジェクトを相談した?(かなり大雑把な要約)町だとか。




サッカーのザッケローニ監督の初場所という情報も?(ワールドカップで盛り上がってる時期でもあり)

友人と彼女の可愛い姪たちの同行で、いつもと違う休日が過ごせました。お付き合いありがとう!

2014年6月17日

Merceria 小間物屋

クリエイティブな店先で、思わず足を止めたくなる。
まだまだ存在するんです、こういう店をイタリア語で Merceria ”メルチェリア”といいます。(リボン、ボタン、針など主に服飾品の)小間物屋。
主に複数形で小間物(類)になります。





随分前のこと、洋裁屋の伯母に一度洋服を作ってもらった事があります。
シンプルなワンピースとジャケットをデザインしたところまで事はかなりスムーズに運んだのでしたが、さてボタンを探しに生地を持参で来てみたら、なんと店内には、ありとあらゆる種類きっちり並べて置かれていたわけです。しかも、どれもこれもすべて似通ってみえる、つまりその大きさも形もわずかな違いと思えるようなものも取りそろえている。だからどれでもいけそう、、、。ボタン、されどボタン、、、途方に暮れた末選んだものは、結局ごくごく特徴のないものでしたが。
さすが”モードの国”なのだと再認識、デザインのニーズに対して几帳面に対応しています。

またイタリア生活は、デザインした洋服に一番合うボタンをひとつを選ぶように、たくさんの似たもの中から、”自分が好ましいひとつを選択”することを覚えます。





2014年6月9日

りんご街道 in カルダーロ (ボルツァーノ県)

週末、ボルツァーノ県のカルダーロ湖畔へウォーキングに出かけました。湖はワイン街道沿いに位置し、夏はリゾートとしてよく知られます。葡萄はもとより林檎畑もえんえん続きます。

2年前の「おぉ!信州人」取材協力をちょっと思い出しました。いやはや暑かったです、あの日も。

農業試験場のマルクス氏が丘の上から下を見下ろし、「皆さんが10年後くらいに再訪されたとき、このあたり一帯が全てシナノゴールド栽培になってる事を期待してるんですよ、、、」なんて言ってたっけ、ちょうどその辺り、、、



アディジェ渓谷の赤みがかった麦わら色の林檎の耕作は19世紀に遡るものだそうです。道中には、栽培中の様々な林檎種類の案内掲示版もあります。いつの日かリストに「シナノゴールド」が追加されるのかしら。




まだまだこちらの林檎も小ぶりです。




暫く歩くと、清涼飲料水の自動販売機が。確かに途中で水分補給したくなりますね。しかし、この箱が何なのか理解するのには少々時間がかかりました。




いかに自販機を目立たなくさせるかの好例だと思います。
6月に入り漸く“暑さ”が到来した様子、こちらはこの暑さが今週いっぱい続くそうです。

2014年5月30日

Play it like Bach: Yoshimi Wittermann

実は私生活ではエレクトリック音楽にハマっているこの頃ですが、、、

一方古楽器の”まろやかな音色”も耳に心地よい。 そこで親しみやすい紹介ビデオ見つけました。



古楽器で思い出しましたが、昔々オーボエのリード作製本に関わったとき、著者が部屋の奥からバロック時代のオーボエといって、一度聴かせてくれたことがあったっけ。そして、吹いた後、
『どうだい?いいだろう~この音』とうっとり。
なるほど、その名も「オーボエ・ダモーレ」というくらいでしたから、、、。


2014年5月13日

朗読者 THE READER

暫く手つかずになっていたトレンティン書房のデータ入力を久しぶりに再開しようと、書籍の整理をしていたら、ミステリーに混ざって見逃してしまっていた一冊。 





『朗読者』ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
<解説より>
学校の帰りに気分が悪くなった15歳のミヒャエルは、母親のような年の女性ハンナに解放してもらい、それがきっかけで恋に落ちる。そして彼女個の求めに応じて本を朗読して聞かせるようになる。ところがある日、一言の説明もなしに彼女は突然、失踪してしまう。彼女が隠していたいまわしい秘密とは何だったのか、、、。

”胸を締めつけられる残酷な愛の物語”、ミステリー作家でデビューしたドイツ人弁護士の驚くほど正確で、読者の感情移入を促す文体、という紹介文に興味を持ち読み始めたところ、まさに止まらなくなり、読了せずにはいられませんでした。

既に、2008年に映画化、「愛を読むひと」(邦題)の原作です。

(トレイラ―を見る限りですが)ケイト・ウィンスレットが頑なであまりに美しく、15歳の少年が恋をしてもちっともおかしくないドイツ人女性を見事に小説のイメージ通りなこと、(私が描いていた像よりさらにより美しいかったのでより説得力がある)またホロコーストに関わる作品でもあり、”是非とも観てみたいDVDリスト”にあげておこうと思っています。







2014年5月7日

信州みそin Italia

以前から寿司用米、醤油、寿司酢、カレー、だし、ワサビ、天ぷら粉なども手に入った在住者にとってはとっても有難い駅の側のタイ食材店。ナント近頃は、お味噌も、インスタント味噌スープも、わかめ、箸、椀、などなど和食用の商品入荷もいっそう充実。先日『ひかり味噌』を見つけたので、ちょっと感激しました。

近頃の日本食ブーム、Sushi レストラン大進出のおかげでしょう、実は『味噌汁』もイタリア人にはお好みの日本食の一品になりつつある様子。時々リクエストされる『和食の夕べ』でもまずまずの評判。




ところで、イタリア語では海藻類を『アルガ』Alga (海草・藻、水草・海苔)というのですが、店頭で売っているアルガは、アルガコンブ(昆布)、アルガノリ(寿司用の海苔)、アルガワカメ(乾燥ワカメ)、ついでに、サラダ用のアルガワカメミックスていうのもあって、ちょっとややこしい、、、。

そこで近頃の質問で多いのが、レシピにある味噌スープの『アルガ』はいったいどう使うのかというもの。その都度、きっとイタリア人には区別しにくいのだろうと余計な憶測、「昆布」かあるいは「わかめ」かどちらを買ったの、と聞いてから、私風味噌スープのレシピを伝授するのである。

2014年4月28日

エビのセビチェとパタコン

先日友人宅でのランチ、始めて『エクアドール料理』を頂きました。
エクアドールはバナナの産地で有名ですが、生でも火を通してもと、様々な方法でたっぷりバナナを食べているんだそうです。

まず『パタコン』は、バナナを小ぶりにカットして揚げる。


空揚げバナナを叩いて平たくして、更に二度揚げ。これでサクサク『パタコン』に。もちろんお行儀が悪くてもここで味見。見た目もですが、どこかサツマイモ揚げに似ている、、、



セビチェ』はエクアドールの代表的なマリネ料理。



スライス玉ねぎ、さっと塩ゆでしたエビ、トマトスライスをふんだんにオレンジとレモンを絞ったスープにマリネする。(スープがたっぷり)

さっぱりエビのスープとほんのり甘いパタコンがとっても良い相性。
海水浴場の屋台などで大人気だとか。テーブルが一瞬トロピカルになりました!!

2014年2月9日

冬の合間の日曜

悪天候か風邪ぎみという週末を何度も過ごしてしまったので、久しぶりに”恒例”ガルダ湖方面へ昼食かねてドライブへ。




お昼ころから雲行きが怪しくなること、おまけに強風で、急遽予定を変更して、ショッピングセンター(屋内)に立ち寄り、コーヒーブレイクすることに。

午後遅い時間から日が差し始めたので、散策しない手はないとやはりLazise へ足が向いてしまった。ここ数日の雨雪で水嵩も高く、カモも溺れそうなほど珍しく荒れていたガルダ湖でしたけど。

気温10度。

2014年2月4日

La Chiave di Sara サラの鍵

前回に引き続き。

1月27日、アウシュビッツ強制収容所ソ連軍による解放された記念日に因み、トレント市協賛の映画上映3作品のうちのひとつ。タティアナ・デ・ロス原作、2010年フランス映画。

1942年パリのヴェルドローム・ディヴェール大量検挙事件における、一人の女の子サラのエピソードを過去に遡ってアメリカ人ジャーナリストが探っていく。
当時の悲惨さを描いくのでなく、その後に残る傷跡を開いていくことにより、その深さが想像よりはるかに深く、膿をもつことを知らしめる。




サラの人生は、いずれにせよ誰かによって見つけられるべきものだったのだと思うのだ。長い時が経たとしても、事実が忘れられないために、ディスカッションされるために。

2014年1月27日

L'Onda

先日友達から誘われた『映画と食』イベントでの上映作『L’Onda』(波)。デニス・ガンゼル監督、2008年ドイツ映画。

ある高校教師が、ドイツ国民が何故ホロコーストを『無視』できたのかを説明するために、いかにして“独裁・専制権がデモクラシーを廃止できるか”を生徒たちに実体験させるストーリー。原作は1969年の小説で、1967年に実際にアメリカの高校で起きた事件をベースに書かれたものだそうです。





1月27日(アウシュビッツ強制収容所解放記念日)、強制収容所で何が起きたかを忘れないためでなく、何故起きたか、『ショア』について熟考する日です。

それにしても、専制に類似するものは身近なあらゆるところで派生しうるものに違いなく、極めたところの穴に吸い込まれていくごとく、それに群がり同意する人が多ければ多いほど傾斜しやすい。

団結力とは良くも悪くも影響するものだけに、誤った選択をしないだけの自己の確立が最も重要だとわかりきっていても、大多数を占めている『Yes』に反して、『No』の力の弱いこと、、、
課す責任がどこに置かれるか、善から始まり、悪へ翻る接点がどこにあったかも事の大きさにより、様々な仮定や疑問が沸くのである。

上映終了後はどこからともなく、その終わり方について、責任を問われた教師の思いはどうであったのかとざわめきました。地味ですが、とても考えさせられる映画です。 

2014年1月7日

Brusa la vecia 古きを燃やせよ

寒中お見舞い申し上げます
 
 

 
エピファニア(救世主の御公現の祝日、主顕節 )にヴェローナで行われるイベント「Brusa la vecia」。古いもの(昨年の厭な事なんか、古い代表、老婆が犠牲になるわけですが。)を燃やしてしまえ~ってことらしい。
 
そして、″新しき気持ち″で始めます、2014年も相変わらずご贔屓に!