2009年7月30日

Spennaturisti

Spennare
他動詞[io spenno]

1、(鳥の)羽をむしる:~i polli ニワトリの羽をむしる
2、法外な金を支払わせる:In quell'albergo ci hanno spennato. あのホテルでは高い金をふんだくられた。
//-arsi 代名動詞  羽が抜け落ちる spennata 名詞(女)

 
"spennaturisti" とは観光客に対して高額なお金をふんだくるって解釈でしょう。
7月1日の新聞の一面に出てしまったローマでの出来事、ニュースはアジア各国に流れたらしく、観光客は肝に銘じてふんだくられないように気をつけてる、悪い印象を与えないように我々も注意しよう、と促した記事の見出しの一語。

以下ローマのレストランで起きた記事の要約。

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ローマのナヴォナ広場にほど近い某有名レストラン(via Zanardelli)で食事を済ませた日本人観光客二人は支払いの際、その請求金額に仰天する。

昼食フルコースとワイン、水を注文して請求金額がなんと579.50ユーロ。何かの間違いではないかと確認を求めたが、レストラン側は一般的な金額であることを主張。

支払いにクレジットカードを渡し、戻ってきたレシートを見てさらに疑問を深める。レシートには”僅かな”チップとして許可なく115.50ユーロが加算されていたのだった。

そこで二人は最寄りの警察に通報。

警察が調査に向かったところ、観光客が注文したメニューと請求金額の不一致が判明する。おまけに、ついでに行った衛生調査で管理不足、環境不衛生、壊れた冷蔵庫などが発覚。

即日閉店に追い込まれる。

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それでも、ますます気をつけましょうね、観光客、および在住日本人の皆さま。

2009年7月28日

イタチ、イタチ、イタチ、、、??

ガルダ湖南岸を分割する小さな半島に位置するシルミオーネの旧市街で。

訪れるたびにモダンアートパフォーマンスに出くわします。



突然広場に団体のイタチ(だと思うけど)現る、カラフルでたくさん居ると真面目な顔していてもキュートで可笑しい。



後ろ姿は人とイタチが完璧に共存していると思う。

2009年7月27日

イノセント・ボイス 12歳の戦場

Voces inocentes - 2004年メキシコ映画、ルイス・マンドーキ監督(112分)


’80年代、内戦中のエルサルバドルの内情を幼いチャバ少年の視点を通して描く。





深夜TVで放映していたのですが思わず最後まで観ました。

2009年7月26日

Bici



籠だけじゃなくフレームもサドルも柄も、泥除けなんかも、竹(バンブー)をカバーにしてるところが愛らしい。

バルドリーノにあるエノテッカのウインド-ディスプレイ。
買い物の中身は近年注目の'キアレット'ってことでしょうか。

2009年7月23日

たまごについて



ある日のテレビ番組で養鶏卵が市場にでるまでの特集をしていた。
そこで、早速冷蔵庫を開けて普段買う卵をみてみる。そうしたら、パックの裏にもちゃんとこういった説明がありましたよ。

卵のからには11桁の数字とデポジット番号
3 IT 123 TN 064
DEP0000

最初の数字は養鶏方法

たとえば<3>

0:バイオ(一羽につき10メートル四方のひら飼い、ベジタブル飼料)
1:ひら飼い(一羽につき2,5メートル四方のひら飼い、ベジタブル飼料)
2:ケージ飼い(7羽に対して1メートル四方の藁か砂地で覆われた土地、)日当たりのいい飼育場で常時点灯
3:ケージ飼い(25羽に対して一メートル15センチの止まり木)靴箱一足分を一生??
続いて、

<IT>
生産国
<123>
ISTAT―イタリア国立統計研究所 (Istituto Nazionale di Statistica) の略号―コードによるコード
<TN>
生産県
<064>
養鶏場番号

そして二行目はデポジット番号だそうです。

そして卵はデポジットされた日から29日間が賞味期間だそう。
確かにパックの表には日付けと賞味期間が記載。こんなに長いのね。

卵が一月近くも冷蔵庫のなかに残ることはまずないけれど、知っておいてもいいか。日常口にするもの、生産方法や生産地が明確なほうがやはり安心だし。

2009年7月21日

リ渓谷'食べ歩き'ハイキング

話は前後するけれど、先週末のサット(SAT)主催の『Luci e Sapori in val del Ri』参加報告。

メッゾロンバルドを夕方7時ころ出発、約400メートルの標高差のある渓谷の森を歩きグイエル経由ピアニまでの約2~2、5時間コース。SAT側は初心者でも大丈夫と言ってたけど、第一休憩所までたどり着くまでがかなりの急坂とおよそ岩場。
トレッキングを甘く見てはいけませんね。

そして各休憩所で待っていたのはご自慢の地元料理。
第一休憩所フリッテッレ・ディ・メレ(リンゴの揚げ菓子)とカナッペ
裏側でリンゴの薄切りを揚げているボランティアの方たち。



まだ日が暮れないうちに、丘の上からメッゾロンバルドを望む。


第二休憩所、ストランゴラプレーテのニョッキ詰め
そして暗い森の中を足元に気をつけながら先へ進み、漸くたどり着いた終点地には、トルタ・デ・パタテ(ジャガイモをすって揚げたタルト)とチーズ、ハム、キャベツ、インゲンの夕食とワイン(水)が待っていて、軽スポーツ(?)の後ライブ音楽とおしゃべりで参加者皆さんおおいに盛り上がっていました。



帰りはピアニから出発地点のメッゾロンバルドまで送迎バスが運行。

途中で何度も帰りたいと思っても、引き返すに引き返せない、最近あまりトレーニングしていない私たち、試練のトレッキングでしたよ。しかし試練の後は『達成感』というのがあり、そして日頃のもやもやも汗とともにふっとぶ、のも確か。

そこで簡単な教訓:
1、靴はトレッキングシューズを着用すべし。普通のスニーカーでも大丈夫と言われたが、特に雨降りの後で下り坂はすべりやすくなっているし、軽いエクスカーションでも断然トレッキングシューズがお薦め。
2、日が暮れないうちはトレッキング中かなり汗ばむが、第一休憩所はひんやり森の中。あっという間に汗がひくので、体が冷えすぎないようにセーターやフェルパなどを用意して休憩中は着込む。
3、ステッキがあればなお便利。上り坂、下り坂ともきっとお役立ち。
4、ジーパンより動きやすい運動服を着用する、できれば通気性がよく防水性のもの。
5、リュックは肩ひもの幅の広いものがよい。
6、夕方からのトレッキングに懐中電灯は必須。

スポーツをする時はそれなりに身支度することが基本。
トレッキングも安心感と歩きやすさで苦しさも楽しさに!(変わってほしい、、、)

2009年7月20日

太陽(と)エネルギー

あまりの暑さに辟易していた先週、金曜には夕立がきました。夜21時30分からの野外シネマには上に厚手のトレーナーを着てちょうどいいくらい。
映画はクリント・イーストウッド監督主演の『グラン・トリノ』、マッタレッロ住民センターの中庭で。夏の野外シネマ、音響がいまいちという欠点はあるけど、大きな画面で映画を観たい私は毎年実は楽しみにしている。

さて、土曜日の午前中はバケツをひっくり返したようなどしゃ降り。(もうこんな風に言わないか?)
日曜日は快晴。毎度のことながらトレントを脱出、ガルダ湖方面へ出かけました。



これはトレント県を走る高速道路のガードに建設されたソーラーシステム。日当たりの良い土地柄を利用した賢いエネルギー開発。



自転車レースの競技者にとっても幸運な日曜日。高速アフィ出口からバルドリーノへ抜ける途中のロータリーで偶然出合う。
全長どのくらい走るのか知りませんが、この方たちのエネルギーもかなりのもの、、、

2009年7月15日

うんちくオジサンの買い物


幼なじみの最近の買い物だそう。
いい色の車だったのでブログに載せていいかと聞いたら、許可がでました。

オジサンのうんちくは下記の通り。

ミニはイギリス生産ですが輸出もしています。世界で右ハンドルは自分が知る限りイギリスと日本だけ。
輸出する各国の基準に合わせて細部を変更します。イギリス右ハンドル→イタリア左ハンドル等もろもろ。
1、今のミニはBMW
2、その前のミニはローバー
3、おじさんの今回のミニは30年前、(イギリスBLMC社)とおなじ、今では稀少ということ。(形は同じでも細部が違う・・・・ここ重要)


そこで、夫が写真も見ずにイノチェンティのことか?と聞くので再びメールすると

'おしい、、、'と拡大文字で。また違うモデルでイタリア仕様ってことらしい。でもついでに他にもうんちくを述べてくれました。

イノチェンティは1966年にイギリスBMC社(ミニの最初のメーカー)とライセンス契約を交わし1976年ころまでイタリアで生産していましたが、イギリスのミニとはちがいます。(外見はにているけど)車をみるとイタリア人とイギリス人との違いがわかります。

イギリスミニとイノチェンティミニの違い。

イノチェンティは1300ccで合理的に三角窓にしてグリルも黒くシンプルなメーターから7連メーターになり、オーバーフェンダーでシートもバケットタイプになりました。・・・・ちなみにイノチェンティはスクーターも作っています。日本では当時物が50万~70万します。・・・べスパとはちがいます。

日本人が考えるイタリア人とイギリス人との車にみるちがい。

保守的かつ伝統的な古いイギリスミニ、よりスポーティーでおしゃれなイタリアンミニ(おおよその形は一緒)くわしくないと気が付かないでしょう・・・
現代の車にも表れているよ。癖があるデザインのアルファ・・・チーズやアンチョビのようにやみつきになります。日本でいったらクサヤ、臭くてXXのにおいがするけど癖になるみたいな・・・・


というご返事。

確かにイタリア車は、というより身の回りのあらゆるモノにおけるイタリアンデザインは永遠に『スポーティでお洒落』がコンセプトなんじゃないかな。一般ドイツ車はどれも合理性を追求している感じの印象を受けるのと同じでしょう、時に戦車みたいに見えるものもある。(お好きな方失礼!)

夫に意見を聞いたところで、彼は『国産品推奨派』だから'当然だね、何をいまさら'という顔をされるだけでしょう、最近はそれも少し納得できる気もしないでもない。

というわけで、近所で古い型のミニクーパーを見かけたらそれは自称うんちくオジサンです。

このあたりでも時々出合うクラッシックカーにこだわっている人たちの集合写真『』はアーカイブ Cantine-Aperte fiat600 に行ってみてください。ミニクーパーでなくて残念ですが。

2009年7月14日

暑くなるそうです

日曜日、怪しい雲行きの早朝ちょっと心配しましたが、午後にはなんとお日様も顔を出してくれたから、どうやらお天気は私たちの味方だったんですね。

標高1000メートルくらいの山小屋のテラスを借りグリル2台を持ち込んでの'Onigiri de BBQ’昼食会を行いました。トレンティーノ日本文化交流会『四方山話』の提案した在トレンティーノ日本人と日本文化に興味を持ってくれているイタリア人たちの全員集合バーベキューです。

肉の串刺しコンビネーションは夫、野菜の準備はアンナと二コロが担当(この二人には今回たくさん助けてもらいました)日本人参加者全員にはおにぎり持参をお願いしました。たくさん握ってきてくれてありがとう。天気のおかげ(?)でほぼ自然を貸切状態、やっぱり野外は気持ちがいいです。
またキョウコさんには経理部門で、そのほか当日お手伝いをしてくれた皆皆さま本当に感謝してます。

会員の方のひとりから『いろんな年齢層がうまく溶け合っていて好いグループ』というお褒めの言葉を頂いた。これは私も願っていることのひとつだったので嬉しい一言。

ここに住むのも何かの縁だし、家族や友人たちと遠く離れて暮らす海外在住組も、近くに住む知人が次第に遠い親戚まがいになってくる、時々お互い元気を伝えあうというのもいいんじゃないかな。

家族や親せき、親しい友人たちと離れて生活することを一番残念がってるのはきっと私自身で、ワイワイ楽しんでた日本の生活を取り戻そうという気持ちも大いにあることはある、、、んですが。

一晩明けて、月曜日の新聞によると今週まさにアフリカ並みの暑さがイタリア全体を襲うってことらしい。
これは比喩ではなく本当にリビアから来る熱気なんだそう。7月だから驚くことではないけれど、シチリアやサルデニアで37度を越す、と予測され、この暑さが北部に到達すると、ピエモンテからヴェネト地方では湿気を伴う35度以上、40度にも上がることも予想される、ってことらしい。いやはや。

一人暮らしのお年寄を家庭訪問するシステムが整っている行政区域が少ないらしく、今週襲う高気圧に備えて慌てていろんな地域で住民票を再チェックしているらしい。

我が家はマンサルダといって屋根裏を利用した住居方式(ロフトです、つまり)で夏はかなり室内温度が高くなるんです。でもトレントは暑くて大変なのはせいぜい2、3週間。エアコンを入れたらもう外出できなくなるだろうし、公共バスにも乗れなくなりそう、デザインの気に入った扇風機もいっこうに見つからないし、毎年エアコンも扇風機も買い損ねている。さあて今年はどうしようかと。

とりあえず、全国ニュースで健康管理を促しているのにしたがって、ジェラートをたくさん食べ、水分をたっぷり摂取する、これは遂行するつもりです。

2009年7月3日

四方山話サイト


しばらくお知らせしてなかったトレンティーノ日本人交流会『四方山話』のこと。

昨年10月から10回コースで日本語勉強会基礎編1を行いました。
とても楽しく優秀なステファニア先生を迎えて、また参加者たちも即仲良くなり励ましあいながらほぼ全員皆勤、大満足だった様子です。次の段階に進みたいというほとんどの参加者の希望で、2月に基礎編2を再開し、5月初旬に相変わらずの大好評で無事終了しました。参観に行きましたが、ステファニア先生率いる本当に良いグループです。

コース終了後、ステファニア先生と以前からコラボレーションしていたCinema Vertigo のジャンピエロの絶大な好意により、会員限定の邦画DVD上映会(日本語オリジナル版)が実現。日本語コースに参加したイタリア人はもちろん、在トレンティーノ日本人には大評判。一番喜んだのは私自身、かもしれない、、:)残り一回を残すのみ。

上映する邦画がどれも良質なものばかり、私たちの習慣や民族性を垣間見るいい機会です。ジャンピエロともちろんステファニア先生の日本文化に対する関心と愛情の深さからくるものでしょう、嬉しいネ、感謝、感謝です。

囲碁練習会もどうやら定着。黒帯エミコさんいわく、面白くなって通っている人はどんどん強くなってるらしい。エミコさんが時々「う~ん、そう来ますか?」と日本語で呻り対戦相手もニヤリとすることもあり、彼らも相当真剣です。

最新ニュースは念願のホームページの構築。
日本語勉強会参加のひとりアンナの協力で着々と建設中です。彼女の世代はこれが普通なのかな、最新の技術情報に敏感で、とにかく仕事が早い、その都度感動してます。

まだイタリア語版のみですが、フォーラムは日本語入力可。トレンティーノと日本の写真が次々に入れ替わり、見ているだけで楽しめるので興味のある方は是非ともwww.yomoyamabanashi.it へ。

只今野外で集合するバーベキューを計画中。どうかお天気が私たちの味方になってくれますように。

2009年7月1日

走り書き、7月今日から変わること

今日から変わるんだそうです。

<その1>
携帯電話の海外通話の料金値下がりー現在の通話料金より平均0.28ユーロ(IVA別)の値下がりになるそう。発信については0.43ユーロ以下、受信については0.19ユーロ以下になる。海外とはちなみにEC加盟国における、ってこと。

<その2>
電気料1%、ガス7.7%の値下がり。
従って、一年で通算すると一家族あたり、およそ電気代5ユーロ、ガスおよそ80ユーロの節約になる計算だそうです。




<その3>
イタリアン・オリーヴオイルといえば、エキストラ・ヴェルジネ(ヴァージン)。
メーカーラベルにオリーヴの原産地を記載することが義務づけられる。出所を明確にすることがひょっとすると値上がりの理由にもなりえる、と思う。もともと純正のはずには違いないが、純正だから値段が高いんですよ、とかね。