2007年1月11日

Fiat600


ともかくフィアットセイチェントが突然これだけ現れると結構圧倒されます。
道行く人々も何事かと足を止めて振り返って見る。もちろんすかさず写真を撮ることに。



その日は1月6日、エピファニア(御公現の祝日)。
一般にベッファ-ナと言い、またの意味を御公現祭の前夜に子供に贈り物を届ける老婆、なのですが、サンタクロースと同じような役割のはずなのに、なぜかこの姿はどれもかなり醜く表現されている。醜い老婆だけれど、プレゼントをくれる良い人ってことなんでしょう。大型の人形を車の屋根に積んだり、車内に乗せてMARTの入り口広場に集合している模様。





入場券を買う人々で行列ができているMART入り口。
でも待っている間も、思いがけなくセイチェントの登場で楽しませて頂きました。



これが1955年生産初期のセイチェントだそうです。扉が前方から開き、小さな三角窓から風が入るという懐かしいスタイル。今見てもなかなか親しみがあって個人的に好きですね、この温和なデザインとサイズ。しかし、降りてきたセイチェント愛好家たちはなぜか大柄な方々が多かったような気もします。2ドア4人乗りというのに、前に二人乗ったら後ろはギスギスにやせ衰えた老婆くらいしか入らなそうですが。

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