2013年12月1日

"Bachata en Fukuoka"

Juan Luis Guerra "Bachata en Fukuoka"

どうしても「ありがとうございます」と言ってるような、と気になってしかたがなかったのでした。
よく聞いてみると「さよなら」「おはようございます」とも言っているような、、、
と思い始めたら、ほぼ確信に近くなり、、、探してみることにしました。
確かに「福岡」と何度も言ってる。

福岡公演中に作った曲なんだそうですよ。



2013年11月25日

オリエンタル・ザッハトルテ

傑作『ザッハトルテ・陰陽』
こういうの作ったんだよ~、と見せてくれた写真。話題にせずにはいられません。
 
 

シェフは書道ほぼ黒帯の方なんですが、お菓子作りもスゴイ!でしょう。

2013年7月11日

Venezia




何処も妙な天候が続いた6月ですが、やっと晴れた休日、ヴェネチアに渡りました。
それにしても、何度訪れても毎度「感動する街」です。
 
 


強い光が窓ガラスに反射しても、くっきりヴェネチアの風景、なのです。
単なる偶然なのかしら、ね。




街がたたずんでいる年月の長さを考えると卒倒しそうですが。
私が初めて訪れてからのことを考えても、時は計れないほど短い?かも。


2013年7月3日

オリバー・ツイスト

漸く腰を上げて、預かっている書籍とDVDのリスト作成を再開している。

DVDはほとんどが世界大戦の前後に制作された洋画の名作といわれるもの、だからかつて既に観たものもあれば、話題に上っていたから知っているもの(こちらが多い)ばかり。しかも白黒なのだ。リスト作成している間に、やはりいつものようにじわじわと興味が募り、せっかくだから観てみようという気になる。
その手始めとして、ディッケンズ原作、デヴィット・リーン監督の『オリバー・ツイスト』。 
ストーリーは孤児院で生まれ育ったオリバーがやがて葬儀屋の丁稚にだされ、その後母親を屈辱されて大喧嘩の末、脱走しロンドンへ。不良少年と知り合いになりフェイギンのところへ連れて行かれる。フェイギンは幼い子供たちを利用して悪事を働いている悪党の親分だった。ある日金持ちの老人の金を盗んだ罪を着せられたが、幸い目撃者がいて罪を免れ、オリバーに同情した老人の家に連れて行く。ここからオリバーの運命の糸が解かれていく、というもの。
当時の幼児虐待と下層階級の貧困が見事に描写されていてショックを受けた。『人権』なんてごく最近認められた話しであること、貧困は現代のそれの比ではないことなどに。わずかな期間に人の意識は大きく変わることに、改めて驚いてしまうのだ。
偶然だったが、翌日にTVでロマン・ポランスキー制作のカラー版を放映していた。残念ながら終わりの一部だけしか見られなかったが。主人公オリバー役の男の子はデヴィット・リーン監督作の方がより気の毒そう、でも血筋は良さそうに見える。他の俳優たちもイギリス人らしく見え(注:私には)1947年作品はとても信憑性があったと思う。

 
 

2013年5月31日

フランクフルト乗継その2

今頃になりましたが、一応帰国便についても覚書。

帰伊は、ルフトハンザ航空の共同運航便全日空でフランクフルトまで、乗継ぎのフランクフルトからヴェローナまでエアードロミティ利用という組み合わせになりました。
まず全日空のカウンターでは、最終到着地までの荷物を預けボーデングパスと荷物の引換証をもらいます。空港でのチェックインは少々混雑を覚悟しておく方が、、、。24時間前から受け付けているwebチェックインはやはり便利かも。

全日空と提携のないエアードロミティのボーデングパスはでないのと、予約も再確認できないという職員の回答に少々不安はあったものの、フランクフルト空港では日本人スタッフが待機、乗継便搭乗ゲート案内も掲示してあり、表示に従って進むだけで恐らく迷うことはないでしょう。
フランクフルトで入国審査、少々厳格という印象です。でもこれが当たり前かな。乗継便ぎ便の機内持ち込み検査の後すぐエアドロミティの搭乗ゲート待合室へ。カウンターで予約確認書を提示しボーデングパスと交換、わずかな待ち時間で搭乗アナウンスがあります。実にスムース。

特筆すべきはエアドロミティのサービスの良さです。乗務員はテキパキにこやか、親切も大袈裟すぎることなく、制服姿が実に格好良くプロフェッショナルな印象、機内とサービス品のデザインの統一感にも感激いたしました!思わず”満点”をつけてアンケートを提出してしまった、、、

搭乗してまもなくスナックサービスがあるのは、どこの航空会社も同様ですが、今回はパルミジャーノ・レッジャーノとクラッカーだったので更に好印象。この組み合わせ、シンプルですがとてもイタリア的美味しさなのです。ひと月ぶりの私には嬉しい歓迎ぶりだったわけです。
そこで以前帰国したときのこと、国内線航空会社の、”サービス軽減”について賛否両論されていたことをふと思い出しましたね。でも個人的にはやはり、航空会社を選ぶときには、サービスを含めた『乗心地』がポイントかな、と思った次第です。

2013年4月3日

フランクフルト空港乗継

近年帰国便は、あちらこちらの航空会社をかわるがわる利用して道中楽しむことにしています。

さて前回のウィーン乗継東京行きというのも、乗継ぎ時間も短く、空港が整備されている、また機内食も美味しかったので、まずまず満足。
それで再び「乗継便利用」の今回は、フランクフルト経由を試すことに。

旅行会社から、空港がかなり広いので乗継はちょっと小走りでお願いします、だなんて注意されていたものだから、実はドギマギしておりました。




要は”降りたら次に乗る便の出発ゲートを確認して表示に従って進む”ということ。 

既にWEBチェックイン(24時間前から可、ボーデングパスは印刷しておきます)を済ませておいたので、当日の出発チェックインカウンターでは、荷物を預け(荷物はスルー)、未記載の短距離便のゲート番号を確認するだけの簡単な手続き。

乗継ぎのフランクフルト到着時に電光掲示板でゲート番号を再確認し、表示に従い待合室へ進むというもの。その間の出国審査場などには、人波の流れから外れなければ問題なくたどり着くという仕組み。

確かに広い空港で、端から端まで移動するというほど長い距離の移動。でも免税店も覗けないというわけでもないので、よく検討された丁度いい乗り継ぎ時間かな。小走りする方も見かけず、皆さんのんびりお買い物なさってました。

航空会社を変えることにより、免税店もカフェもお国柄だったり、待合室の顔ぶれもかなり異なり(当たり前だけれど)新鮮な光景、キョロキョロしてしまう。

しかしながら、長いこと慣れ親しんだ「最新、便利できめ細かなサービス」は日本の航空会社の特権ではないのですね。ルフトハンザ空港の機上職員の方々、親切でニコヤカ。目前のスクリーンもタッチ画面に変わっていて、思わず「現代」に戻る必要があると、こちらにも感心。

快適な旅でしたよ!これはお薦めしてもよいかな。


























2013年3月27日

神長官守矢史料館

恒例の神社参拝を兼ねて、おおよそお隣の史料館に行ってきました。建築史家藤森照信先生の建築家デビュー作だそうです。





「神長官守矢家」は、古代から明治時代の初めまで、諏訪大社上社の神長官という役職を勤めてきた家である。大祝諏方氏は現人神(生き神)であり、実際に神事を取り仕切っていたのは、神長官をはじめとする、五官祝である。五官祝には、他に祢宜大夫守屋氏・権祝矢島氏・擬祝伊藤氏・副祝長坂氏がいた。
ー資料館パンフレットより引用
 
 
もう少し有名なのがコレ、



『空とぶ泥舟』と(これはいったい何だろう~と思いますが、上手な曲線が見事です)

鳥小屋にも見える(失礼!)『高過庵』




”嵐”の誰かとその中でお茶を立てたときに、大きく揺れて「これば高過ぎる」と叫びついた名前が「高過庵」とか。

ちょうど藤森先生の講演『建築探偵の里帰り』の数日後だったためか、気さく(そう)な人柄からもこのエピソードにも納得いたしました。

2013年3月22日

諏訪風樹文庫

「諏訪風樹文庫」は、岩波書店から出版される昭和22年以降の図書が所蔵されている日本で唯一の専門図書館です。また大正2年から昭和21年の書籍を収集、現在は全発行書籍の43,7パーセントが所蔵(HP参照)されているそうです。

3月9日に行われた、興味深い講演会「変わる文化のなかの岩波書店」(岩波書店、編集局部長小島潔氏)の聴講に初めて風樹文庫を訪れました。

図書館の始まりは、戦後地元の子供たちに岩波書店より寄贈された201冊の本だそうで、小さなな町の謙虚とも思われる建物のなかに、戦後の出版物が見事に所蔵されているのです。

岩波茂雄記念堂、閉架書庫部門には、



かつて、丁寧に作られた本が展示。




思わずワクワクしてしまう図書館でした。

図書館には大内兵衛先生の講演記録小冊子「大内兵衛先生と岩波書店」がおかれていました。岩波茂雄がカントの言葉「Du kannst denn di sollst」を机の上においていた小さなエピソードや、岩波書店が人間をダラクさせる本を岩波がだしたら、岩波茂雄が悲しむだろうと思う、と締め括っている10数ページのものですが、書店の創立者を語る興味深いものです。

「本」は読者側にとっては精神的、知的財産の元となる貴重な体験になりうる、従って出版側には何を提供するかが重大な責任になりうるわけですね。時代に流されず、きちんとしたものを作ろうとしている出版社は有難いと思います。

10月に岩波書店100年史が刊行されるそうです、とても楽しみになりました。

2013年3月15日

日本滞在中の運転

急遽一時帰国が決まったので、国際免許証の手続きだけは前広に始めることにしました。覚書しておきます。法律が頻繁に変わるので、いずれにせよ、その都度管轄窓口に確認というのが望ましいのですが。 

まずACI(Automobile Club d'Italia )に出向すると、必要書類は * 1 fototessera certificata in comune * 1 fototessera normale * patente * codice fiscale

プラス手続き料金、所要日数約10日だそうだ。しかし、うっかり公正写真のことは忘れていたので、市役所へ戻ることになった。

直接Motorizzazione Civile に申請すると取得日数が若干短縮され、申請手続き料金は実費のみ。本人出頭の場合は、所定の書式に記入して、写真一枚(公正写真不要)、身分証明書のコピー、免許証のコピーを添付する。また、外国人は滞在許可証のコピーも。(おそらくACIでも同様だろう。近頃イタリア国籍を取得している移民が多いせいか、あらアナタ、イタリア人じゃないの?と最後にくる。)

再び出直すことになったので、ついでに口がすべって何年間有効なんですか?と質問すると、こちらではジュネーブ条約に基づく国際免許証(一年有効)と認識しているけど、念のため日本大使館に確認してみて頂戴、と。

よくよく調べるとイタリアで発行できる国際免許は2種類あって、訪問先国によりウィーン条約に基づく免許証(3年有効)が必要な場合も有るのだそう。

さて在イタリア日本領事館では、イタリア免許証の翻訳証明を携帯することにより日本国内で運転できます、という回答。翻訳証明は在日イタリア大使館かJAFで発行されたものであること。イタリア大使館に出向できない場合は最寄のJAFで手続きせよ、と指示される。
ちなみに、成田空港にはJAFの窓口がないそうで、到着空港からレンタカーを借りるケースはいったいどうするのだろう、、、ね?

日本の警察庁のホームページを確認すれば、

外国の運転免許所持者が日本で運転する場合は、 いずれかの免許証を所持している必要があります。(道路交通法第64条、同法第107条の2)

1、日本の免許証

2、道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)に基づく国際免許証

3、自動車等の運転に関する外国(国際免許証を発給していない国または地域であって日本と同等の水準にあると認められる免許制度を有している国または地域、現在、イタリア共和国、スイス連邦、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国及び台湾の5国及び1地域のみ。)の免許証(政令で定める者が作成した日本語による翻訳文が添付されているもに限る)

運転できる期間

1、日本の免許証;有効期間内

2、国際免許証及び外国の免許証;日本に上陸した日から1年間又は当該免許証の有効期間のいずれか短い期間(ただし、住民基本台帳に記録されているものが出国の確認又は再入国の許可等を受けて日本から出国し、3ヶ月未満のうちに帰国した場合においては、当該帰国(上陸)の日は国際免許証等による運転可能期間の起算日とはなりません。)

ということ。

日本はジュネーブ条約に署名しているから、この条約に基づく国際免許証は日本での運転が可能あると解釈。(イタリア免許証も携帯のうえ)

最近はイタリア免許証へ書き換えをしても日本の免許証が戻ってくるらしいとの噂である。(当然日本の免許は更新していかなければならない。)これはしかし、あくまでも”噂”であって、戻らないケースもあるらしい、、、とか。
 
聞く人によりそれぞれ、というのがちょっとやっかいなのだ、と相変わらずの見解、いずれにせよ申請の都度再確認が望ましい、でしょう。



2013年2月18日

”うわさ”のマカロン

お菓子(今やスィーツと云わなければ遅れていると言われそう)は私の得意分野ではないのですが、ここのマカロンは美味しかった、、、。

Bassano del Grappa にて


ウインドーディスプレイの愛らしさについつい入ってしまったパスティチェリア。
そして、”噂のマカロン”。時々いろんなところで買ってみますが、今回初めて『美味しいお菓子!!』と納得。美味しく可愛らしくできるのはかなり技術がいるそうで、、、

さて、

<走り書きイタリア語> 

pasticceria  名詞(女)

1、菓子製造技術

2、ケーキ pasticceria da té  お茶用のケーキ

3、菓子店、ケーキ屋

pasticciare 他動詞 〔io pasticcio〕

こね回す、かき回す:めちゃくちゃにする、よごす
Cosa stai pasticciando?  お前は何をいじり回しているの
Guarda come mi hai pasticciato il lavoro a maglia. ひどいじゃない。私の編み物をすっかりだいなしにしてしまって。
compito tutto pasticciato (できばえが)ひどくでたらめな宿題
 
pasticcière 名詞 (男)(女 ーa)

菓子店、ケーキ屋

pasticcino 名詞(男)

(特にお茶用の)小ケーキ、パイ菓子

pasticcio 名詞 (男)

1、パイ:(オーブンを用いる)パスタ料理
pasticcio di carne  ミートパイ
2、いいかげんな仕事
Quella traduzione è un vero pasticcio. あの翻訳は全くいいかげんだ。
3、ごたごた、混乱
cacciarsi (mettersi) nei pasticci  ごたごたに巻き込まれる
uscire dai pasticci  苦境を脱する、混乱を切り抜ける 
4、(音)パスティッチョ (複数の作曲家の作品の一部を抜き出して一つにまとめた曲)

pasticcione 名詞(男)(女ーa)

いいかげんな仕事をする人、へぼ職人;散らかす人
Sei un gran pasticcione! 君は全くへまな男だ

(小学館伊和中辞典第2版)
 

 

2013年2月12日

せむしの聖水盤

晴天の日曜は、(およそ恒例の)ヴェローナまでドライブ。

今回は、久しぶりにサンタナスタージア教会を訪問しました。13世紀建立、質素なレンガ造りの外観からは予想がつきにくいけれど、非常に美しい教会です。
 


入口に立つ二本の円柱に取りつけられている16世紀の聖水盤は、その姿から「せむしの聖水盤」と呼ばれているそうです。お隣に腰かけているシニョーレは偶然か、演出か??
 
 

ローマ教皇が健康上の理由による退位を表明され、その勇気ある決断にイタリア中が(世界中が)衝撃を受けています。私も報道番組に釘付けになりました。
重たい聖水盤を抱えているせむし像の写真を眺めながら、また昨日からの大雪も、とても偶然とは思えない、、、と動揺している週の始まりです。

2013年1月14日

寒中お見舞い申し上げます

皆さまお元気でお過ごしですか?

暖かいお正月を迎えほくそ笑み駆け回っていたところ、気も緩み再び風邪でダウンしてしておりまして、、、やっと元気回復したところで、恒例ガルダ湖方面へ車を飛ばし邪気払い!?観光客も少なく、閑散とした湖畔散策もまた好ましいものです。



湖畔の小さな教会にあるプレセーピオ。その前をちょっと動けなくなるほど見入ってしまいました。(ほぼ毎年訪れてはいるのですが、今年は特に)実際にはかなり大掛かりなランドスケープでその一部ではありますが素晴らしいものです。
新年にプレセーピオを鑑賞するのは私にとってに“初詣”に近いものかしら、心改まる良い機会でもあります。

さてご挨拶が遅れましたが、
皆さまにおかれましては幸多き一年でありますように。
今年も相変わらずよろしくお願いいたします。