パノラマ10月26日号特集『こうやってスティーブ・ジョブスになった』からの一部要約。
ベルガモの職業専門学校で講師と生徒用に1500台のiPad2を購入。全校通信網を巡らしオンライン授業を行い、宿題もオンラインを利用する、書籍を利用しない新時代の学習方法を挿入。経費の節約にもなるという。
昨日まで全教科書11,5キロ(総額223,90ユーロ)をつめた重たいリュックを背負っていた高校生も、今日からは、700グラムの薄型コンピューター(月額20ユーロ)携帯での通学。文部科学省(?)で指定されている教科書に規制されない私立校の特権である。
もちろん初試みのIT機器導入による授業の進め方は、今まで以上に工夫しなければならない重要な課題もある。オンライン学習は便利で容易に学習することが可能になるが、それに伴う生徒と講師間のコミュニケーションの仕方も変化することも想定される。
学校側では、最新のIT機器を使用することが、現代社会における情報伝達文化の発展を学ぶ利点を力説。
生徒側からもiPadの利用は学習意欲が高まる意味で非常に肯定的。幼少時代から馴染んできた『ゲーム』感覚で勉強するから、学ぶことへの興味を持ちやすいというのがその理由である。
周りを見渡せば、確かにどん臭い高校生は少なくなっている、、、立ち止まって辺りを見渡すと、あまり普段の生活ではほとんど係わらないが、未知のジェネレ-ションが存在するではないか???(と気づくことが最近多い)
『便利』だと感心している私たちなんて、もう結構"古い"。意識が芽生えると同時に、コンピューターなんてペンや紙の代りに存在するものになっている世代が育っているのだ、と想像するだけで気が遠くなってしまう。
一方最近『タブレットは45才前後または以上に人気』の記事を読みました。
これは、35才前後または以下の世代は、長い文章書くよりは、ゲームやってる時間が長そうだし、いつでもどこでも音楽聞いてYouTubeが見られ、友達とコンタクトが可能という、コンパクトな手のひらサイズのコンピューターに一票入れそうだと想像できる。
もうちょっと大人は、コンピューターとの出会いがオフィスのハードディスクと想像すると、『ノート代わり』で書きやすい、見やすいというのも必須条件。『コンパクト』の定義が若干違うのだろうね。ある程度大きめの画面の方が疲れないし。有れば便利な夥しい資料も、一枚の薄型コンピューターが記憶収納でき、しかも軽量という事になれば申し分ないだろうな。
ただし、自分の頭に詰め込まなくてもよくなると、記憶能力が後退するのではないかとちょっと不安に駆られることもあり、ですね。
ジョブズ氏が亡くなって、とってもショックを受けている世界中何億億の人々のうちのひとりである。
最近発売になった"伝記" に伴って、過去の特集を見直す機会もあり、改めて刺激を受けているこのごろ。
また彼がものを作るにあたり、『人はわかる』ことに非常に敏感だったことを証言された記事もhttp://cgi2.nhk.or.jp/cgiblog/tb.cgi/39342 読みました。
私が常に重要だと考えている事でもあったので記しておきます。ま、私自身はここまで用心深くないから一般人のままなのですが。
物事に向かう姿勢の問題ですよね、いかに真剣であるかという。まだまだいま暫く、この方のことを思っていそうです。
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