2011年2月3日

日本、食

ここトレントでも、暫く前から中国料理店のほとんどが日本食『寿司』の看板掲げてるっていう現象が生じている。中心地のスーパーマーケットでも週一寿司パックが入るほど、身近になってることにちょっとびっくり。

先日四方山話会メレンダ新年会で「巻き寿司トライアル」を企画したところ、おかげさまで大好評だったのだが、イタリア人参加者に感想を聞いたところ、『中華レストランのお寿司が好きでよく食べに行くの、でも今日みたいなのもいいんじゃない、美味しかったよ!』とのこと。

つまり彼らにとっては中華レストランで出てくるのがスタンダード、日本人が提案する"元祖?"巻き寿司は新作なのかしらね、と複雑な気持ちになったことは確か。 

さて、この寿司ブームの前日本食材が『健康食品』に通じると、目をつけていた方たち『Biological』フリークがいましたね。もちろん今でも。だから、以前和食ご飯を作ろうと思い立ったときは自然食品店へまず足を運んだもの。



biological ブームのおかげかBio『豆腐』はかなり一般的。
しかし、この豆腐堅くて、日本で食べてる厚揚げに近い。確かに大豆のモッツァレッラと言われても納得できる(でしょ?)

中国人友達曰く、中国での豆腐は固いんだそう、日本に入ってきて、食べやすくぷるぷるに開発されたのかしら。

冷や奴には適してなくても、味はお豆腐。お味噌汁に入れる時は、やや早めに入れて少し煮る、煮物には味が染みこみかえって美味しいかも、またまた揚げ出し豆腐は、水切りせずに揚げられる。

ちょいと片目をつぶって、身近に手に入るものを和風アレンジするほうが、目の色変えて日本食材を探すより楽ちんというのが私の考え。時々起こる日本食への郷愁の解消法である。
さすがに妙に白く輝くお米に薄い色彩の鮮魚の入った、1パック15~18ユーロの巻き寿司セットは買いませんが、お豆腐は時々かごの中に入れてしまうのだなぁ。

0 件のコメント: