週末は家に友人を招いて夕食会。
前菜にはいくつかの"フィンガーフード"を用意。
黒オリーブ、ミニサイズのモッツァレッラチーズ、トマト、色とりにマンゴ―を型で円柱形に抜いて土台に。マンゴ―の評判はまちまち、でしたが。
それから、春が近いのでグリーンと白のアスパラと卵。グリーンアスパラはプーリア産。トレント北部のザンバ―ナは白アスパラが特産でも、メルカートに並ぶ白アスパラはまだまだ輸入物、スペイン産でした。
そして、オリジナリティをアピールする前菜のメイン『巻き寿司』。まさにこれこそ"フィンガーフード" だと思うけど。
不思議なことに『干ぴょう巻き』は夫にも友達にも評判がいい。寿司飯に甘辛しょうゆ味がしっかりしみ込んでいるせいでしょう。梅の細巻きも興味を持たれてあっという間に売り切れ。味がはっきりしているもののほうが私の周りのイタリア人は好みらしい。
食べ慣れているので、あまりとやかく言わないのが友人たちのいいところで、お寿司初体験のポーランド人バーバラも皆にすすめられておそるおそる食べてくれました。話のタネにはいいんじゃない?
しかし私は、彼らがワサビを大袈裟につける時にちょっと注意したくなる。
それでもたっぷりつけて、苦しい思いをするという繰り返しなんだけれど。
マリちゃんのお母さんから届いた日本米を炊くと巻き寿司が満足ににできあがり、近頃それが面白く、また日本米の美味しさを再確認しながらよく巻いている。目先の変わっている裏巻きが夫に評判がよいのは、海苔で巻くのはもう見飽きたんでしょう、と勝手に理解している。
さて、プリモはカルチョッフィ(アンティチョーク)とエビのパスタ。
カルチョッフィは夫のお気に入り野菜でお得意。予めカルチョッフィを煮て、終わりごろエビを加えてパスタに混ぜる。
メインはクロダイのオーブン焼き。
柑橘類の皮をすって、タイムをちらして暫く寝かせる。付け合わせ野菜はミニトマトのリピエーノ。
オーブンに入れて約30分から40分で焼きあがり。これも近頃よくやる魚メニューのひとつ。
定番プンタレッレのサラダも。
デザートは苺のミルフュ―ユケーキ(アルドから)とチョコレートクリームをコートしたフルーツの串刺し。
近日誕生日を迎えた3人のお祝いと、それを口実にご飯を食べて、ワインを飲んで大声で歌って過ごした一夜。
友人達はこういう夕食会を『トラットリア・ダ・グレッグ』と呼び、週末シェフの夫も結構その気。そろそろレシピも別にファイルすべきじゃじゃないか、と提案されてちょっと得意顔(!?)になった次第です。
2 件のコメント:
コック顔負けです!
saoriさん
プロからのお褒めのお言葉、ありがとうございます!!
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