監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ
出演:カルロ・ヴェルドーネ、モニカ・ベルルッチ、リッカルド・スカンマルチオ、ファビオ・ヴォロ、セルジ ョ・ルビーニ、アントニオ・アルバネ-ゼ、クラウディオ・ビシオ 他、
2ということは、1があるはずなのだが、あいにく観ていない。
でも、この映画が面白かったからDVDレンタルでそのうちに・・・。
そういえば公開前は、モニカ・ベルルッチが、セクシー過ぎるフィジオテラピスタ役で、患者の若い男性との『エロス』の一部のエピソードが話題に上っていた。彼女はイタリア女優の中で一番綺麗とも言われているのだ。確かにこんな美しい人にリハビリを担当されたら、ちょっと複雑な気持ちになるだろう。
今回は特にストーリーについて事前に調べず、話題作を観に行こうという軽い気持ちで出掛けた。
映画は『エロス』『母性』『結婚』『空極の愛』のショートストーリーから成り立ち、どのテーマも"今のイタリア"での、広い層のイタリア人に興味深い身近なものだと思う。特に、人口受精や同性同志の結婚についての法的認知案と、教会側の反論は頻繁に耳にする話題である。
そしてどのエピソードのどの場合も、男性と女性の(あるいは女性側)心理の微妙な違いや、理性だけではコントロールできない感情の行方を、おおきな可能性として表現していてとても面白かった。
それから映画はマドリッドでも撮影されているが、斬新で近代的な建築様式の街並みが垣間見られて、視覚的にも楽しめる。挿入曲もイタリアのポピュラーな歌手たちばかりのもの、映像はそのままイタリア生活のライヴ版といった感じである。
オフィシャル・サイト:http://www.manualedamore2.it/