友人フランチェスカが出版者として独立、彼女のところから『太鼓』が発刊いよいよ書店に並ぶことになったそうです。日本語原作のイタリア語翻訳本です。
ある日届いた宅急便の包みを開けてみると、本と一緒にメモ書きで、翻訳者後書きに私宛ひとこと書いてあるからネ、と。
私はといえば、つまり本ができるまでの長い長い時間と手間隙の間のわずか一部をお手伝いしただけなんですが、それから随分月日が経ったといえるかも。出版を手がけている彼女もさぞかし忍耐が必要だっただろうな。でもそれだけに彼女にとって発刊にいたったことは大きな喜びだったと想像します。
実は、日本語から伊語っていうのは英語から伊語にするときのようにダイレクトに訳せないことが往々にしてあるから結構大変な作業、それに言葉は1タス1が2という明確な答えが出難いやっかいな相手。同じ日本語でも解釈のずれが生ずるくらいだから、そうやすやすといかないのですよ、ね。
それに時々日伊辞典と伊伊辞典にちょっとした違いが生ずることがあったりして。これは習慣の違いとかメンタリティの違いとかが関係してるはずだろうとうすうす思ってるんですが。実生活の言葉は日伊や伊日辞典とおりに理解してては納得できないこともあることもお忘れなく。
早速お礼のメイルを出したら、彼女らしい真摯な返事が返ってきました。ともかくお互い慌しい1年だったようです。でも大変と思えることも後に大きな喜びに繋がることも多いから、前に進むことはやめられない、ってことかなぁ。
少し早めのクリスマスプレゼントを頂きました。
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