2012年1月28日

1月27日

昨日、久しぶりに友人とチェントロを散策。

すると、C. Battisiti 広場の一角に夥しい数の古い写真が張られた黒い壁に気がつきました。要約された短い説明文ですぐに、1月27日』メモリアルウォールだとわかったのですが。それは、遠い遠い昔読んだ『アンネの日記』の表紙の、彼女の写真とよく似通った、鼻が細くて、目がくぼんだ彫りの深い顔をした人たちの記録でした。

<1945年1月27日>
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所がソ連軍により解放された日です。

さて、昨年日本でも公開されたそうです、邦題『黄色い星の子供たち』。


朝刊版によると、ドイツの若者の2割は"アウシュビッツ"がどこにあるのかを知らないのだそうです。私も日本在住だったなら、それほど敏感ではなかったかもしれませんが、地続きに住むことで歴史上の特別な日を、少し身近に察することができます。
また関連して、いずれ読みたい本を一冊(新版も先頃出版されたそうなので、2冊かな)挙げておきます。



夜と霧』:ビクトール・E・フランクル(精神科医、心理学者)著、霜山徳爾訳

20世紀半ば、ヨーロッパが(世界中が)狂気に陥った時があった。伝えきれないだろう過去の事実、誰かが口を開いて、後生に残す、また学ぶことは大事ではないでしょうか。

2012年1月24日

Goy's Ghosts-L'ultimo inquisitore

スペインの宮廷画家ゴヤの生きた背景を描く。(2006年スペイン・アメリカ映画)
主演:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド他

邦題は『宮廷画家ゴヤは見た』、伊題は『L'ultimo inquisitore』


人はもともと残酷残忍な部分を持ち合わせているのでは、と思ってしまう。だから正義と平和を祈る必要があるのだろうか。

<走り書きイタリア語>

"inquisitore"

形容詞
1,取り調べの、調査する、尋問する : giudice ~受託刑事
2,詮索するような、不審の : rivolgere un ' occhiata inquisitrice 不審の目を向ける

名詞(男) //
1,(歴史) 異端裁判 : il Grande Inquisitore (スペインの)異端裁判長
2,(法律) 取調官、調査官

2012年1月20日

ThinkPadのキーボード

今更なんですが。

肩から腕に支障をきたして早くも2年近くになる。最近、偶然腕力の衰えも発見、リハビリ中である。(ちょっと大袈裟かな、、、?)
ともかく、我慢できない不調に気がついた時は既に遅いもので、15分以上コンピューターの前に座っていられない状態になった。 

原因はPC以外考えられないから、マウスかコンピューターの高さかとイロイロ試して、それでもと以前使っていたパソコン『ThinkPad』を引っ張り出して気がついたこと。
彼のキーボードの打ちやすさ“

そういえば、キーボードとの付き合いはIBMのタイプライターからだから結構古いのである。初めてのパソコン購入の際はこの経験からくる信用性と、『デザイン』の良さに一目惚れ。

ははん、長い間キーボードを打っていても疲れないというのは、非常に重要である。詳しい知人からの助言によると、使用性で仕事の能率は全然違うのだそうだ。(何事もそうだよね。) 

今のPC、キーボードの『感度は良いけど重たい』という事に気がついてしまったのである。(!自分の見落としってことね。)それからは更に気になり重みをますます意識、"古機!を訪ねて”彼への郷愁が募ってしまった。

機能性の高いものはデザインも良くなるはず、と勝手に思い込んでいたのが、肩すかしを食らった感じ。



同じく時をして、夫の社用パソコン最近、最新型 『ThinkPad』にモデルチェンジしたそうである。
近頃仕事を家に持ち帰るので、横目で見ながら、ノートとしての格好良さを見直してしまった。持ち歩くなら薄いというのも良いけど、家に置くなら、蓋を閉じてもシックなものもいいんじゃないかなと。(それにコレ、バッテリーがすごい持つらしい)だから次はまた、『黒』に戻ろうかしらと思ったりしている。

世の中『タブレット』『iPad』と騒いでいるけど、書くのがほぼ趣味になっている私にはキーボードが大切なのだ、今のところ。


2012年1月16日

Midnight in Paris




こちら、年明けの乾杯を済ませるとともに、正月というもったりした気分は全然なく、夜は映画でも行こうか、と話がまとまるのが恒例です。

三が日に観に行ったのがウッディ・アレン監督の「Midnight in Paris」。

パリの街が満喫できるのと、現実離れしていているにも係わらず、過去の現実に近いに違いないと思わせるところが楽しい。900年代初頭の歴史上の有名人物の、言うことやることが、主人公と同じように錯覚して、パリの背景を二度も楽しめる映画でした。

主人公は監督自身でしょう、話し方や歩き方がそっくりではない?
そして彼女はミア・ファローにそっくりでしょ~と思いました。(まだ観てない人、ご免なさい。)




2012年1月11日

Storie di Confine 1月13日 RETE4

RETE4で、昨年3月11日東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町復興状況取材リポート番組が放送される、という内容のメールが知人から回ってきました。

イタリアのCentro di Cultura Giapponese di Milano は同町保育園再建を目的に募った義援金総額 およそ70000ユーロを寄付。またAISTUGIA Associazione Italiana per Gli Studi Giapponesi)は歴史も古く多くのイタリア人会員が登録している文化交流団体だそうですが、義援金の寄付にも多大な協力をしていて、会員のひとりMediasetのジャーナリスト、ミンモ・ロンベッツィが今回の取材を担当、南三陸町町長との面会を果たしたというルポルタージュだそうです。

RETE4 の『Storie di Confine』の特集、1月13日(金)23時45分から、再放送は15日(日)8時55分からです。

2012年1月4日

明けましておめでとうございます


Bassano del Grappa

旧年中は大変お世話になりました
2012年も 相変わらず宜しくお願いいたします